ほしのうた:ワールドマップ 創作/設定 2015年01月30日 [人間界] 人間たちが暮らす5つの国と地域から成り立つ世界。 一部の星の子からは「間(あい)の国」とも呼ばれ、星の国や魔界からの来訪者も時々現れる。 魔物と呼ばれる魔界から迷い込んだ生物が独自の生態系を築いていたり、人間同士の小競り合いがあるものの概ね平和。 土地を守護する龍族と、それを束ねる巫女によって、星の国と魔界に挟まれた世界のバランスが保たれている。 【エステ公国】 東の大陸にある国。 世界各地から研究者を目指す者が集まる「学術院」を中心に様々な人々が集まる。 ニール、レイがなんでも屋を営む拠点もここにある。 他の土地から移住する者が多いため、余所者にも寛大で大らかな土地柄。 学術院が街の中心であるため、それを統括するエステ学長家が実質的な領主になっている。 大陸の北には広大な「森」が広がり、たくさんの動物や魔物が複雑な生態系を作っているため、魔物によるトラブルや、それに興味を持つ研究者が後を絶たない。 〔学術院〕 エステ公国の中心である魔法技術の研究機関。 世界各地から厳しい選抜を合格した研究者たちが集まり、魔法の科学的側な面からの分析、技術による汎用化、魔物の生態などを研究している。 増加する研究者に対して手当たり次第に増改築を繰り返しているため、長く在籍している研究者も知らないエリアが存在する。 魔術院とは方針が異なることから関係はあまりよくない。 〔「森」〕 東の大陸北部に広がる広大な森。 記録によるとエステ公国の成立以前にはいくつかの小国があったが、現在は昼夜の区別さえ曖昧な森が広がっている。 魔界との境界がもっとも不安定な地域と言われており、無数の魔物が生息している。 龍脈が魔界と接触した場合、大陸の全土がこの森に覆われる可能性があるため、龍族によって魔物と人間の出入りが厳しく監視されている。 【サウス諸島】 南の海にある群島国。温暖な気候のためバカンス地としても有名。 島ごとに異なる領主がいるため、それらをまとめる総領主としてサウス家が中心となっているが、独自の交易ルートを持つなど独立した政治を行う島が多い。 大らかで自由な人々が多いが、義理人情を通すことが好まれる。 船の技術が発展しているため、各地を結ぶ船をサウス家が運営し、他の島から船乗りを雇うことで経済が成り立っている。 【ヴェステン地方】 西の大陸の全域に多くの商業ギルドが乱立する地域。 ノース地方との交易ルートを独占するヴェステン家が、商業ギルドの盟主として国をまとめている。 肥沃な土地と資源に恵まれ、一攫千金を狙う商人による交易が、非常に盛んに行われている。 亜人街や旧王国を抱える南部は、世界で最も多くの人種がいる地域として有名だが、北部のギルドとの関係はあまりよくない。 〔亜人街〕 世界の亜人の7割が生活する亜人による自治区。 過去には旧王国によって植民地支配を受けていたが、ギルドの台頭に乗じて自治権を獲得した。 旧王国時代をベースに発展した独自の文化が残っており、衣装や建築などにその特性がみられる。 〔旧王国〕 南部を治めていた先住民族による国。 人間と亜人で身分と街区を区分する政策を行っていたが、商人の発言力が強くなるにつれて力を失い、現在はギルドに所属する商会の特別顧問として、その形を保っている。 商人の下に甘んじていることに、不満を持つ者も少なくないため、一部が野盗としてギルドの商人を襲撃することもある。 【ノース共和国】 雪と山に閉ざされた独特な文化を持つ国。 高い技術を持つ職人に作られた武具や衣服は高い品質を誇り、憧れる者も多い。 20年前にヴェステンと癒着していた旧領主家を打倒したノース家によって国として独立し、現在はノース家の独裁ではない国政に移行しようとしているが、旧領主家と繋がりの深い人々の反発が残っているため、治安の悪い地域も少なくない。 【ミッテルラント王国】 世界の中央にある絶海の国。 海路が繋がるまで外からの影響をほとんど受けなかったため、現在でも素朴で質素な生活を送る人々が多い。 国政を行う王室と、祭事を行う神室があり、互いに不干渉を定めているため、王室の長でも知らないことは多い。 神室は祭事を仕切る他に、国が所有する魔界に繋がる穴や天に繋がる柱を管理する役目を持っており、この地の龍族である巫女だけがそれに直接触れることを許されている。 〔魔術院〕 ミッテルラント神室の下位機関として、世界の成り立ちを知り、その調和を守ることを使命としている。 その性質から、魔法の特に根源的な部分に触れることができる魔法使いが多く所属し、一部が子や弟子を通じて自身の魔法を次の世代に伝えている。 魔法を汎用的な技術として広く扱おうとする学術印とは関係が悪い。 【魔界】 地の国とも呼ばれる異次元の世界。 時間や空間の流れが場所によって不安定で地上と勝手に繋がり、その穴を介して地上に迷い込んだ物が魔物と呼ばれている。 カノープスの根城である城塞跡は比較的安定しているが、それでも地上と時間の流れにズレが発生している。 地上の死者が行き着く世界であり、この世界で魂と体が分離され、魂は天に昇り、体は魔界で新たに造り変わるという伝説がある。 【星の国】 天にある魂が新しく生まれ変わる世界と言われる場所。 ここで生まれた者は星によって魂が守られるため、星の子と呼ばれる。 星の子の中から選ばれる北辰によって天に昇った魂が選別され、地上で生まれ変わることで人間界と魔界を含めた魂のを循環を守っている。 北辰以外に他の世界と関わりを持つ星の子は少ないため、他の世界に対する知識は少ない者が多い。 PR
ほしのうた:世界観 創作/設定 2015年01月30日 【基本情報】 いわゆる剣と魔法の世界。 一般的な職業の他にも、冒険者やなんでも屋などが職業として受け入れられている。 人間が最も栄えているが、獣などに似た亜人や土地と密接な関係を持つ竜族、独自の生態系を持つ魔物なども存在する。 魔法を使える人間は多くないが、魔法の特性を科学的に研究して生活に取り入れたり、簡易的な魔法を発動させるアイテムを製造する技術はかなり一般的。 一方で魔法使いと呼ばれる人々や、龍脈と呼ばれる土地の魔力とリンクすることができる龍族に対する尊敬が根強く残っている地域も多い。 【世界の機能】 魔物が現れる源とも言われる魔界への穴や、天の国に繋がる柱などが伝承として伝わっているが、その真偽はごくわずかな人間しか知らない。 天の国で生まれた命は人間の世界で生きた後魔界で肉体と切り離され新しく生まれ変わることで世界のバランスが保たれているが、それを維持するために必要な天の北辰、地の南辰、龍族の巫女は代替わりを繰り返し、消耗されている。 【3つの国】 天の国、人の国、地の国で3つの国で魂を循環させ、世界のバランスをつかさどっている。 天の国にある北辰は命と肉体を人の国に与え、人の国の龍族と巫女の加護の下で生き、地の国の南辰によって肉体から切り離されることで再び北辰の下へ還るというシステムで、3つの国からなる世界のバランスが維持されている。 しかし、現在は本来存在しなかったはずの魔物が地の国から人の国へ侵入してきており、南辰の機能はどこかの段階で停止、または暴走していると考えられている。 【天の国】 星の子と呼ばれる選ばれた魂を持つ子供だけがいる世界。 北辰とその補佐をする黄道の子が国の中心となっている。 星の子の多くは魔法の扱いに長けているほか、名前になっている星からの守護を受けている道具を持っている。 龍族の巫女が管理する柱によって人の国とつながっている。 【人の国】 人間が生活している世界。2つの世界に挟まれていることから、間の国とも呼ばれる。 広大で様々な人間がいるため、複雑な情勢ができている。 【地の国】 南辰が管理する魂の行きつく世界。 この世界に流れ着いた時、魂と肉体は切り離されて新しく生まれ変わる。 しかし、北辰の下に送られる魂が不安定になる、魂が切り離されたはずの肉体が魔物として活動を始める、人の国と不安定ながら世界が繋がるがなど、異常な事態が発生している。 特に魔物は人の国と世界が繋がった部分から流れ込み、「森」をはじめ人の国の各地に生息域を増やしているため、巫女はこれを問題視している。